台湾の民主主義は護られた

 これで、習近平の台湾・先島諸島への侵攻は北京冬季オリンピック閉会までは

なくなったと思う(何も根拠はないが僕はそう思う)。

 

 普通に開催されれば習近平の侵攻はないのだが、昨今ボイコットの話題が

持ち上がり、そうなればあり得た話であるが、今回のアストラゼネカ社製

ワクチン124万回分を(現在日本国で保有している全数だそうだ)台湾送付した。

これで、習近平に対する「台湾を護る」という意思を示したからだ。

裏を返せば、日米英3か国の意思表示と同意である。

 

 「台湾を護る」という意味では、台湾の WHO参加を、TPP参加を 何としても

成し遂げること、これ以上ない武器となるだろう。

 

 日本国には、アストラゼネカ社との契約済みのワクチンがあるはず、

イギリスは契約数量は日本国へ送付してくれるはずだ、さすればそのまま

台湾送付をすればよい。日本国であることが、ポイントである。

日本国であることに意味がある。

 

 それと、北京冬季オリンピック参加国は全部北半球であること故、

ヨーロッパ諸国・日本・カナダ・アメリカだけであることから、ボイコットは

目に見えるだろう。

EU諸国∔G7∔QUAD∔FIVE EYES(重複もあるが)諸国で中国包囲網が出来つつある。

中国制裁は確実に中国をぶっ潰す方法は、香港$と US$の交換停止である。

これによって、中国の資金は動かなくなる即中国崩壊が見えてくる。

これを、バイデン大統領が Go と言えば可能であるがおそらくできないだろう。

ニューヨーク・ウオール街が大反対の姿勢を取るだろう。

何故なら、日米英独から莫大な資本が中国企業に流れているため、

それを実行すればアメリカ発の世界大恐慌を起こす可能性があるとのこと、

一番被害を被るのがウオール街の金融市場だからである。

 

 今現在、バイデン大統領が力を込めて言っているのは、企業の中国からの撤退と

中国企業からのスポンサー契約を破棄しろ等々言っている。

でも、バイデン大統領にいつハシゴを外されるか分からないから、各国の首脳は

注視していかなくちゃ。

 

 とにかく、今台湾はお祭り騒ぎでワクチンに関する記事が満載である。

外交部(外務省に相当)の欧江安報道官も「日本の友人からの温かいご支援は

永遠に心に留めておく」とのコメントを発表した。

台湾のメディアは「ありがとう、日本!」などとワクチン到着を大きく報道。

「中国の脅しに直面しながら日本は気概を示した」と見方を示した。

インターネット上には「日本こそ真の友人だ」などの書き込みが相次いだ。

ワクチンの到着に先立ち、南部・台南市の黄偉哲(こう・いてつ)市長は3日夜、

フェイスブックで、日本に対する感謝の気持ちを表すために、台南在住の日本人に

ワクチンを優先的に接種する考えを表明し、大きな話題となった。

 

 加藤官房長官も台湾との関係について「緊密な人的往来と経済関係を有する

極めて重要なパートナーで、大切な友人でもある」とも語った。

さらに、中国外務省の報道官が台湾へのワクチン提供を

「政治パフォーマンスに固執するな」と日本を牽制(けんせい)したことについて、

「今回の決定は人道的立場から行ったもので、政治的利用といった批判は

全く当たらない」と断じた。

今回の件での反論記事は少しおとなしいように思える。

 

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 蔡英文台湾総統安倍晋三前首相に直接謝意を伝えていたことと

そして、政権内にワクチンが到着するまで「口を閉じていろ」と

戒厳令を敷いたり、日本側が送付前日夕方まで発表しなかったこと。

中国の横やりを警戒していた様子でこれは祭英文・安倍晋三ラインで

秘密裏に水面下で動いていた結果である。

 

 「公明党」や「一階でもなく、三階でもない連中」にバレないよう動いていた。

水面下で動いていたメンバーは安倍さんが首相だったときの首相補佐官と二人で。

麻生財務大臣、茂木外務大臣菅首相、は連絡を取り合い了解をもらっていた。

安倍忍者の活躍でした。

 

フォーカス台湾の掲載記事を一つだけ紹介します。

 

日本のワクチン提供「10日間の静かな作戦」 台湾の安全保障高官が明かす

2021/06/04 17:07  フォーカス台湾

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ワクチンを積んで4日午後に台湾に到着した日本航空の航空機

 

 (台北中央社)日本が台湾に無償提供した新型コロナウイルスワクチンは

4日午後、桃園国際空港に到着した。台湾の安全保障部門の高官は4日、

ワクチン寄贈が実現するまでの「10日間の静かな作戦」の内幕を明らかにした。

この計画は蔡英文(さいえいぶん)政権の「最高機密」と位置付けられ、法律面の

交渉から地域情勢の把握まで、台日双方の協力と米国の静かな後押しによって

「不可能な任務」を成し遂げた。

 ワクチン寄贈計画は5月24日、謝長廷(しゃちょうてい)台北駐日経済文化

代表処代表(大使に相当)が米国のヤング駐日臨時代理大使と安倍晋三政権下で

首相補佐官を務めた薗浦健太郎氏を公邸に招いて開いた懇親会に始まる。

その席では新型コロナに関する問題が話し合われ、薗浦氏から「日本の

アストラゼネカワクチン台湾に提供可能だ」との提言があった。

ヤング氏もこの意見に賛同し、「台日米」3者間においてひとまずの合意が

得られた。その後には煩雑な法律と政治上の問題の処理が待ち構えていた。

 蔡総統は謝氏から報告を受けると、「内密に、全力で目標達成」を

最高原則として、即座に安全保障や外交部門に総動員を指示した。長年にわたり

対日関係を築いてきた頼清徳(らいせいとく)副総統はすぐさまルートを通じて

日本の重要人物に連絡を取り、日本からの支援に期待を示し、好意的な反応を得た。

総統就任前から米国や日本との関係を安定的に築いていた蔡総統は自ら、古くからの

友人らに国際電話を掛けて意見交換を行った。得られた反応はどれも全く同じで

「日本は東日本大震災時の台湾からの援助、そして昨年のマスク提供にずっと

感謝していて、この恩はもちろん心に留めている。必ず力を尽くし、早急に台湾への

ワクチン提供を実現させる」というものだった。

 菅義偉政権の重要メンバーの見解や役割についても駐日代表処を通じて即座に

把握した。首相官邸や各省庁の官僚が人道支援や恩返しの気持ちから、

残業をしてまで短時間でこの困難な任務を達成しようとしていたことは、

台湾側を温かい気持ちにさせた。

 中国外務省の趙立堅報道官は先月下旬、この計画について

「目的は達成できない」と台湾側をけん制したが、日本国内で台湾を応援する声は

高まり、国会議員や大臣までもが台湾を支持する立場を相次いで表明した。

蔡政権は「ワクチンの乱」に陥りながらも「内密」を最高原則として、3日夜に

NHKの関連報道が出てもなお、総統府も中央感染症指揮センターも「航空機に

載せられるまでは事実関係を認めない」という立場を堅持し、

口を閉ざしたままだった。このワクチンを無事に台湾に到着させることが

最も重要という考えで一致していた。

▽ 日本、あるだけのアストラゼネカ製ワクチンを台湾に

 今回日本から届いたワクチンはアストラゼネカ製124万回分。これは日本が

現時点で保有しているアストラゼネカ製ワクチンの全数だったとみられている。

安全保障部門の高官によれば、ある日本側の関係者からは「現時点ではこれだけ

しかなく、申し訳ない」との言葉をかけられたという。

 この高官は、今回の交渉の過程において、日本側の温かさに台湾は深く感動し、

深く感謝していると話した。

 

 

《これは、台湾側の発表であって、実は「安倍さん」が取りまとめをしていた。

そして、一議員の立場で佐藤正久議員に「ワクチンを台湾に送付を検討している」と

発表させた。まんまとやられたなぁ。》

 

ありがとうございます。