ASEANではなく 「中国包囲網」の同志として考えるべきだ
日本政府は、ASEAN加盟10ヵ国に対してのアストラゼネカワクチン
無償提供順番を「中国包囲網」の同志として考え、トリアージすべきだ。
今回の ASEAN∔3 会議で開催議長国王毅外相にいいようにやられた。
日本国政府代表団の格落ち感もあろう。 今後、ASEAN に対する日本政府の
突っ込み度を判断されたようだ。 特に、シンガポールは「経済と安保」は
別物であると宣言されてしまった。 それに、ミャンマーとタイが同意し
もともと親中国のラオス、カンボジアを加え、インドネシアがどっちつかずの
日本国政府はヘラヘラしてちゃダメ。
それ故に、アストラゼネカワクチン無償提供をトリアージするのは当然のことと
日本国政府として、毅然とした態度を示すべきだ。
ベトナム、マレーシア、ブルネイ、フィリピンの4ヵ国は重要視すべきであり、
特に、ベトナムは ASEAN 加盟国で中国を敵対視している唯一の国家である故に、
そればかりではないが、最重要視の方向へ向かうべきである。
習近平の「インドシナ半島中華圏」構想完成に一歩近づけてしまった。
習近平の香港金融市場を自分自身で破壊してしまった、それ故シンガポールに
狙いを定めているのだろう。
TPP 参加国として、中国のドル交換の莫大な利益が挙がるだろう。
会議開催前に、中国とシンガポールで話は付けていたのだろう。
そう考えてしまう、そんな気がする。
今現在でも、インドシナ半島には華僑といわれる存在が多数居ることは
事実である故に、勢いが付けば簡単に半島自体が「中華圏国家」となるのは
目に見える。 完成したら絶対に元に戻すことは不可能と考えられる。
ASEAN が分断しても構わないという態度でこれから向かった方が良いと思う。
ミャンマーはスーチー氏が国政に戻ったとしても親中国の姿勢は変わらないと思う。
人口100万人のロヒンギャ族への差別、人権無視政策はスーチー時代に大きく
なったと僕は理解している。
習近平はミャンマー、タイ、シンガポールは「インドシナ半島中華圏」構想には
経済的に絶対必要なのであろう。
そんな国家に多額の ODA を出している日本国政府のお里が知れる。
タイが落ちたら、習近平の「インドシナ半島中華圏」構想は80%完成だろう。
100%にしないためにも、対立軸は作っておくべきだろう。
どっちつかずのインドネシアをあっち側に行かぬよう外交努力をすべきでは?
とにかく、今回の日本国政府代表団は大失敗である。結果、シンガポールは落ちた。
ベトナムにワクチン輸送 100万回分を無償提供
2021/6/16 19:27 産経ニュース
ベトナムへ新型コロナウイルスワクチンを輸送する旅客機=16日午後、
成田空港(松井英幸撮影)
政府は16日、新型コロナウイルスのワクチン約100万回分をベトナムに
無償提供するため、成田空港発の航空機で発送した。日本からのワクチンの
現物供与は、今月4日に124万回分を届けた台湾に続く第2弾。
7月以降、インドネシアとタイ、フィリピン、マレーシアにも供与する方針。
ワクチン支援を通じて東南アジア諸国連合(ASEAN)との関係を強化したい
考えだ。
ベトナムは新型コロナ感染の拡大を抑えてきたが、4月下旬から感染者が急増。
一方でワクチン接種は遅れている。日本が提供するのは国内で生産された
茂木敏充外相は台湾とベトナムへの追加提供を検討する考えも示している
どうですか?
ありがとうございます。