G7が中国名指しで非難声明にはモリソン首相が動いていた

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モリソン首相、中国がオーストラリアに要求していた14項目を会議の前、

各国首脳に「国際ルール無視、やりたい放題」の中国を非難

しなくて良いのかと文書提出し、フランス・ドイツ・イタリアを

「中国非難決議」に引きずり込んだ。

中国のこの件に対する反論記事を読むと、そう理解出来ます。

詳細は次の動画をご覧ください。

 日付は前後しますが6月25日付の動画を見てから、中国の反論記事を

読んだ方が良く理解出来ると思い、そうしました。

Japanese.CHINA.ORG.CN(中国の日本向けの機関紙です)より

 

G7声明が中国を名指しで非難 中国側が反論

2021-06-15 17:14:20

 

 「今回のサミットが世間に見せたのは狭い範囲、集団政治、強権政治で、

人為的に対立と分裂を作り出した」。中国在イギリス大使館の報道官は14日に

声明を発表し、前日に閉幕した主要7カ国首脳会議(G7サミット)が共同声明の

中で新疆、香港、台湾などの問題について「事実を湾曲し、是非を転倒した

表現」をしたことに反撃した。バイデン米大統領は今回の欧州訪問で盟友との

「繋がりの深さ」を何度も見せ、「米国は帰ってきた」と強調し、盟友を

引き込む面でトランプ前大統領よりかなり卓越している。しかし、米欧は肝心な

問題においては意見が大きく食い違っている。フランスのマクロン大統領は

「G7は中国を敵対視するクラブではない」と述べた。ドイツのメルケル首相は、

「中国との協力がなければ、気候変動などの分野は永遠に打開策を

見つけられない」と述べた。

 また、国際世論はG7が打ち出した世界の防疫、インフラ再建、気候変動などの

共同解決 に向けた「壮大な目標」が本当に実行されるのかを疑っている。

14日、バイデン氏のもう1つの重要な日程であるNATO首脳会議がブリュッセル

開かれた。会議後の声明は、「中国が公開した野心と強硬な行為は規則に基づく

国際秩序と連盟の安全に関する分野にシステム的な試練を形成した」とした。

EUのサイトは14日、米国はNATOの声明でより強硬的な表現を使用したいと

考えていたが、EU諸国は「脅威」ではなく「試練」と表現することを

望んだと伝えた。

 

「中国の協力がなければ、永遠に打開策を見つけられない」

  G7サミットの声明が中国を名指ししたことに対し、中国在イギリス大使館

報道官は14日に1つ1つ反論した。報道官は、「G7サミットの声明は新疆、

香港地区、台湾地区などの関連問題について事実を湾曲し、是非を転倒した

表現をした。中国を中傷し、中国の内政に干渉することは国際関係の基本準則に

反する行為であり、米国などの少数の国の悪巧みを露呈させた」と指摘し、

強い不満を示し断固反対するとした。

 

 ドイツのビルト紙は、米国、カナダ、イギリスは「より強硬的」な対中行動を

呼びかけているが、EUの一部の国の指導者は「ブレーキを踏んでいる」と論じた。

中国との関係について、ドイツのメルケル首相は、「中国はシステム的競争相手と

経済上の競争者だが、協力パートナーでもある。中国の協力がなければ、

気候変動などの分野は永遠に打開策を見つけられない」と述べた。

 

 フランスのマクロン大統領は13日のG7サミット後の記者会見で、「G7は中国を

敵対視するクラブではない。気候変動対策や貿易などの問題において、

G7メンバーは中国と引き続き協力する必要がある」と話した。

また、中国が数億人の貧困脱却を果たした点に注目し、「現在、西側と中国の

関係の発展には誠意と尊重が必要で、G7は相違に目を向けるべきだが、

この相違を誇張してはならない」と述べた。

 

 ニューヨーク・タイムズ紙は、バイデン氏は欧州の盟友に中国対抗を促すが、

ドイツやイタリアなどは新たな冷戦を加速させ、中国とEUの巨額貿易が危険な

状況になることを懸念している。記事によると、中国はドイツ自動車産業

最大の市場であり、ドイツは中国との協力を重要視し、新たな冷戦を

防ぎ止めている。フランスも中国からの投資を歓迎し、華為の通信網建設への

参与を禁止していない。中国がコロナで困っているイタリアにマスクと呼吸器を

送った際、イタリアの官僚は「イタリアは誰が友であるかを覚えている」と

発言した。

 

  「さようなら、G7。あなたはかつて世界を主導していたが、現在は世界の

小さな一部になっている。自身の地位の後退を受け入れられず、中国を責めて

いるが、失敗は自分のせいだ」。イギリス・ケンブリッジ大学学者の

マーティン・ジャック氏はSNSにこのように投稿し、G7の「中国対抗」は

意味がないと風刺した。

 

 

 最後のくだりは、いかにも「私は中国です」と大声でのたまっています。

 

 

ありがとうございます。