中国は台湾TPP加盟に神経をとがらせているようだ

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外交部(外務省)の11日の定例記者会見で、趙立堅報道官が

蔡英文氏と安倍元首相の電話会談に関する質問に答えた。

 

TPP新規参加は台湾・イギリス・中国と表明しているが

台湾については17日から協議が始まり、イギリスについても

そんなに時間をかけずに始まるだろう。

中国に関しては、どのように考えても無いだろう。

しかし、TPP11で台湾反対、中国賛成と表明する可能性が

ある参加国は、ベトナムシンガポール・チリであろう。

中国からすれば圧をかけやすい国家であろう。

 

11日に中国外交部が蔡英文安倍晋三電話会談に

関して記者会見を行ったばかりなのに、わざわざ本日14日に

会見内容を「人民日報」が記事掲載している。

 

蔡英文氏・安倍元首相電話会談に外交部「外国を頼みに目的を

達成する企ては必ず失敗に終わる」

とうタイトルで短い記事掲載している。

 

【記者】台湾地区の指導者・蔡英文氏が1月に日本の安倍晋三元首相

と電話会談し、安倍元首相及び日本政府の台湾への支持に

感謝したことを台湾方面が認めたことについて、外交部としてコメントは。

【趙報道官】台湾地区は中国領土の不可分の一部であり、

中国側は国交のある国による台湾地区とのいかなる形の公的な交流にも

断固として反対する。我々は日本の特定の政治屋に対して、いかなる形でも

中国の主権を損なってはならず、いかなる形でも「台湾独立」勢力に誤った

シグナルを送ってはならないと厳粛に促す。

台湾当局にも厳正に告げる。外国を頼みに自らの目的を達成する

いかなる企ても失敗に終わる運命にある。(編集NA)

「人民日報2022年2月14日」

 

次にQUAD(クワッド)に揺さぶりをかけてきている。

米国の「インド太平洋経済枠組み」に困惑する日本 専門家の解説

というタイトルの掲載記事である。

 

ブリンケン米国務長官のオーストラリア訪問は米日印豪間に

さざ波を起こしているが、日本を若干困惑させてもいる。

米国は「環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な

協定」(CPTPP)に復帰しないことを前提に「インド太平洋経済枠組み」を

打ち出した。換言するなら、米国は「インド太平洋地域」の外交・安全保障を

主導するだけでなく、対中牽制の狙いが顕著なこの広範な地域経済戦略に

日印などを引き込もうとしているのだ。

日本にとって、この「インド太平洋経済枠組み」への対応は

極めて厄介な問題だ。

下手すると自らの足元を崩すことになるからだ。

(文:笪志剛・黒竜江省社会科学院東北アジア研究所所長。環球時報掲載)

 

といった掲載記事です。

 

オリンピック開会式後のプーチンの動きです。

習近平プーチン会談後、習近平が用意した晩餐会を

何の前触れもなく、キャンセル即帰国し習近平のメンツを

ぶっ潰したという事実。

プーチンにしてみれば、「お前ごときに、かまっている時間的余裕は

無い」といったところかな。

であれば、ウクライナ侵攻はアリなのか?

習近平の台湾侵攻支持はナシなのかな?

 

台湾では市街戦に備えて、戦車が街中を走っているようすを

同じ14日フォーカス台湾が写真いりで記事を掲載しています。

 

 

ありがとうございます。