習近平の再任は確実ではない

本当にそうなるのかな?

そうなったら少しは日本にとって現在よりはよくなるかな?

中国国内にそういう分子が現れたということかな?

当然、当局によって削除されたが、こういう論文が台湾から

出現したことだけは事実のようだ。

記事を読んでみて下さい。(EPOCH TIMESより)

 

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2022年北京冬季オリンピックの開会式で手を振る習近平主席(左)と

彭麗媛夫人(右)(写真:Anthony Wallace - Pool/Getty Images)

 

「反習勢力が4万字長文を発表」 専門家ら「習の再任は確実ではない」

 

最近、「習近平を客観的に評価する」と題する4万字の長文が中国国内外の

ウェブサイトで転載され、関心をよんでいる。

文章は習近平氏が見識なき偏狂的な共産主義者と評し、「マジックを駆使して、

今秋の党大会で再任してもいばらの道が続くだろう」と同氏への批判に

終始した。

 

中国問題専門家の間では、この文章を中国共産党の内部抗争が白熱化し

表面化した兆しとして捉えている。海外メディアが確実視する同氏の

再任について、あらゆる可能性を含み持っているという。

 

方舟と中国」と署名したこの文章は、1月中旬から海外の中国語サイトで

3回に分けて掲載された。中国国内サイトにも転載され話題になったが、

当局のネット検閲により削除された。

 

文章は、習近平政権が3つの大きな危機に直面していると論じた。

1つが、架空の政治実績、

2つ目は、弱い権力基盤、

3つ目は、中国共産党の官僚体制との対立。

文章について、中国語メディア各社が分析記事を掲載した。

台湾の公的報道機関「中央通訊社」は「反習近平の大作が国内外に広がる」と

題する記事を掲載した 。米国営放送ボイス・オブ・アメリカVOA)は

「反習近平勢力の最新で強烈な爆弾か」という記事を発表した。

同じく米国営放送のラジオ・フリー・アジア(RFA)の報道は

「衝撃的な予言」と評した。

 

「勝負の予想がまだつかない」

中国共産党中央党校教授、現在、海外在住の蔡霞氏は、

海外の中国語メディアに投稿した記事で、「この文章は習近平の人格、

心理状態、知識レベル、行動特徴などを包括的かつ具体的に分析し、

最後は3つの危機に結論づけた。

明らかに強烈な『反習近平』記事だ」と評した。

国際社会は、今秋の第20回共産党大会習近平氏が3期目を続投できるかに

注目している。

 

蔡氏は経済・外交・中共ウイルス(新型コロナ)対策など各分野の

問題点を挙げ、こうした失策は習近平氏の再選にとって不利な要素であると

評した。

蔡氏は、「レーニンの言葉通り、共産党にとって内部闘争、内部粛清は

不可欠である」と述べ、中共指導部のメンバーはいま、勝者側に寝返るために

政治的な風向きを注意深く読んでいると指摘した。

 

蔡氏は、勝負の予測はまだ不可能だと考えている。

 

「あらゆる変化は起こり得る」

中国共産党史を研究する専門家、『晩年の周恩来』の著者である高文謙氏は

VOAの取材に対し、「この文章の最大のポイントは、公開のタイミングだ」と

指摘し、党内の反習近平勢力が秋の党大会を念頭に仕掛けた

「重量級の新たな攻撃だ」と評した。

 

高氏は中国の政治情勢について、一部のメディアが確実視する

習近平の再選」は一筋縄でいかないとし、旧ソビエト連邦の突然の崩壊を

例に、「強硬な独裁体制は実に脆い」と述べた。

 

習近平氏に対する党内の不満が渦巻いている」

海外の中国民主活動家が創刊した「北京の春」誌の名誉編集長、

アメリカ在住の胡平氏はRFAの取材に対し、この文章から、現在の中国共産党

体制内には、習近平氏に不満を持つ人が大勢いることが読み取れると述べた。

胡氏は、作者は中国国内の人間、中国共産党体制を支持する立場で

書いたものであり、その観点は党内で支持者が多いと判断した。

「北京の春」誌の編集長、ニュージーランド在住のベテランジャーナリスト

陳維健氏は、この文章は反習近平であっても反中国共産党ではないと指摘した。

中国共産党が崩壊しなければ、中国にとっていかなる進歩も不可能だ」と

胡氏はみている。

              (翻訳編集・叶子静)

 

 

正にそのとおりである。

ありがとうございます。